「減り張り」をつけて効率アップ
職場での仕事ぶりには人の性格がよく表れる。融通の利かない信念の強い人。時には頑固で、いろんな経験が影響しているようだ…。また「そそっかしい」「うっかり」ミスがよくある「慎重な人」。時には判断する時期が遅れたりする人もいるが…。
戦国の世、いろいろな性格の部下をよく束ねる上司は、部下を大切にしながら使うことから始まると言う…。褒める時には褒め、叱る時には叱る。戦いが終わった後には良い働きをした部下には「よく頑張ったなあ」「さすがだなあ」と部下を心から褒めて、配下の部下達の士気を高めた官兵衛。さすが、秀吉のカミソリ名軍師。部下を「減り張り」つけてうまく使いこなした。
いつの世も、部下を思う愛情があればこそ、褒める時には褒めて評価する。注意する時には注意する。そういった「減り張り」をつけて仕事をすることが大事だと思うが、なかなかむずかしい。
今年一年のご愛顧、誠にありがとうございました。来る年もよろしくお願い申し上げます。(令和三年十二月二十六日)