「一番首」より「一番乗り」
組織が躍進するためには社員はどんな貢献をするべきか…。それを考えながら行動する人は時代を問わず上司から評価されると思うが…。
戦国の世、戦いで最初に打ち取った首は「一番首」と言われ称賛され評価された。だが官兵衛は「一番首」をあまり評価しなかった。なぜか…。「一番首」は自分一人が手柄をたてようとする行為なのに対して、「一番乗り」は自分の属する軍団全体に勝ちをもたらそうとする行為で、組織全体のことをよく考えている証拠だと大いに評価した。ようするにチームワークが大切だということである。
いつの世も、組織の中での公私混同は、組織を忘れた一匹狼で、全体の戦列を乱して自ら孤立してしまうと思うが、なかなかむずかしい。(平成三十年五月二十日)