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竹の節のように

甲子園秋田大会も、「竹の節」のように「粘り強い」チームが勝ち進むと思うが…。「竹」は強風にさらされても幹が折れることはない。大雪で枝に雪が積もり、しなって頭を地面につけても「節」が柔軟に伸び縮みしながら「粘り強く」耐えて、やがて雪が溶けると何事もなかったように天に向かって再び伸び上がる。「節」は自分の役割を分担して責任を果たしているから強い。だから「釣り竿」にも適している。

 

戦国の世、生まれてくる自分の子供に「竹の節」のように「粘り強く」育ってほしいと「竹千代」と名前をつけたのが松平広忠である。竹千代は後の徳川家康である。家康は父親の期待に応えて、人質生活にも耐えて粘り強く生き抜いて、信長、秀吉の生き方を学び、天下を取ったのが六十二歳の時であった。

 

いつの世も、人生において経験する苦労や困難も、竹のようにしなやかに乗り越え、そして竹のように節があり粘り強く決して折れない強い人間になりたいものだが、なかなかむずかしい。(令和三年七月四日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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