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潔い義将

自分で失敗した時、失敗を認めないで言い訳したり、さらに他人のせいにしたりする人は「潔さ」がないと思うが…。

戦国の世、川中島で五回も戦を繰り返したが決着がつかなかった謙信と信玄。信玄は隣国今川義元と同盟を結んでいたが、同盟を取りやめたために自国に「塩」が入ってこなくなった。大変困った信玄。この噂を聞いた謙信は信玄に「貴公とは弓矢を交えている敵でもあるが、領民が塩で困っているようだから今後は越後からどんどん塩を送るから心配するな…」と書状を送り、甲斐の領民を助けた。信玄は義塩のうれしさに涙を流した。その後、謙信と信玄は戦いをすることがなかった。「敵に塩を送る」義塩の話は、謙信が「潔い」決断力のある義将であったことを物語っている。

いつの世も、現代風で解釈すれば「潔い」ライバル同士の友情だと思うが、なかなかむずかしい。(平成三十一年三月十日)

2024年11月3日

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2024年10月27日

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油売りの抜け目なさ

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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