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心を込めてあいさつ

 毎日の仕事はあいさつから始まるし、あいさつの仕方で仕事に対する「姿勢」や「人柄」が表れる。また、心を込めてのあいさつは相手の気持ちだけでなく自分自身の気持ちもよくなると思うが…。

 戦国の世、秀吉の軍師で交渉力ではピカ一の官兵衛曰く、あいさつの基本は「先手必勝」だと言う。相手より先にあいさつした方が交渉に主導権を握ることができるし、有利に進めることができると言う。特に中国地方での毛利方との戦いでは、相手を尊重したあいさつで和議を有利に進めることができ、「中国大返し」という早業ができたのも、官兵衛の先手必勝のあいさつから始まったと言う。

 いつの世も、どんな時でも相手より先に心を込めたあいさつが仕事の第一歩だと思うし、職場の雰囲気もよくなると思うが、なかなかむずかしい。(令和二年十一月二十九日)

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にぎりめしとおかゆの理論

粘り強い団結力が自信と責任と誇りにつながる。

「にぎりめしとおかゆの理論」

「にぎりめし」は米粒の固まりで、その米粒は団結力の固まりのようである。反対に「おかゆ」は茶碗の中で流れてしまうから「団結力」がない。
戦国の世、戦で「おかゆ」は組織の中で自分の意思がなく、人の言いなりで積極性もない。「にぎりめし」は積極性があり組織に属し、握られた米粒ひとつひとつが団結力を持ち自身と責任と誇りを持って、お互い力を合わせて敵に突進する。ようするに組織の一員となって、「にぎりめし」のような固まらなければ敵に勝つことはできないと秀吉は言った。
いつの世も、部下が組織の中で好き勝手なことをしていると「おかゆ」のように流れてまとまらなくなりうまくいかない。「にぎりめし」のように握られているということは、組織の中でルールを守り、本当のチームワークにつながり、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

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