他人がおかした「ミス」をどう受け止め、どう考えるか。ここにリーダーの真価が問われる。
人の「ミス」を注意する、あるいはきびしく叱る。これが普通のリーダーのやり方のようだ。
人は「ミス」をおかした時、どのように自分の「ミス」を認めるか、詫びるか、あるいは反省するか、言い訳をするかでその人間の癖がでる。
秀吉は、「ミス」した時のその人間の対応をよく観察し、またしっかりと見届け、その人の癖をつかんで、それを組織のために活かすことを考えた。それによって本人も成長するし、組織も成長する。また秀吉本人も成長することができた。
いつの世も「ミス」に対しての受け止め方は人それぞれではあるが、人を活かすということは不況になればなるほど大事なような気がする。だが、なかなかむずかしい。
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