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天正年間(一五七三年〜九一年)タバコは薬として急速に広まりました。豊臣秀吉の時代です。秀頼の生母である淀殿は、日本で初めてタバコを吸った女性といわれています。淀殿も現代の女性のように、おいしそうに鼻から煙を出して吸っていたのでしょうか。それとも薬と信じて疲れをとるため、鼻をつまみながら吸っていたのでしょうか。
ところで今の女性は、どんな気持でタバコを吸っているのでしょうか。昔は薬だと信じて吸っていたのが、今は体に害があることがわかっているのに、吸っています。 淀殿が生きていれば、それなら昔、あんなに無理して吸わなければよかったと、憤慨しているところかもしれませんね。
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【文:高田 金道】
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