戦国新報
 
 

平成28年 後期
【 H28.9.18】

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自己責任と反省を

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 何かに失敗した時に、その原因を他人のせいにせず、また言い訳せず、自分に責任があると「いさぎよく」認められる人は、必ずや試練を乗り越えられるという人もいるが…。

 戦国の世、戦いに敗れるということは、勝った時の反省する機会がなかったという事である。勝った時にどうして勝ったのかをよく反省と理解することで、たとえどんな悪い状況におかれても、勝った時の経験を生かして苦しい立場から乗り越えられると、官兵衛は部下達に言った。

   いつの世も、失敗した時、他人のせいにしては絶対にダメだ。必ず自分の責任として受け止め、反省することができたら、次へのステップとして良いチャンスに出会った時は、うまく対応できると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十八年九月十八日)
【文:高田 金道】