戦国新報
 
 

平成27年 後期
【 H27.9.20】

もどる

こだま

すすむ

 自己中心的な人は、周りの仲間から協力を得ることがなかなかむずかしいという人もいるが…。なぜならば、仲間の目標達成を「手助け」できなければ、自分自身の目標達成にも「手助け」してもらえないと思うが…。

 戦国の世、仲間の夢の実現に一所懸命に「手助け」してやると、自分の夢を実現する時に、必ず「手助け」してもらえると、官兵衛は部下達に言った。ようするに義理人情を忘れてはならないとも言った。

  いつの世も、子供の頃、山に遠足に行ったことを思い出すと、山に向かって「がんばるぞ」と叫ぶと「がんばるぞ」と「こだま」が返ってくる。「協力するぞ」と叫ぶと「協力するぞ」と返ってくる。何の仕事も「こだま」のように返ってくるような仕事をすることが大事なことだと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十七年九月二十日)

【文:高田 金道】