戦国新報
 
 

平成27年 後期
【 H27.12.27】

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挑戦を忘れるな

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 挑戦するということは、そこには「成功」もあるし「失敗」もある。だが挑戦することを恐れては何事も始まらない・・・。

 戦国の世、義元、二万五千の大軍を率いて京を目指し、織田領内に入った。織田家の重臣達は籠城だとわめいた。だが信長は、挑戦すれば破れるかもしれないが、遅れた戦いに勝利はない。先手を心がければ万が一にも打ち破り成功するかもしれないと、雨の中、二千五百の部下の先頭に立って、義元の本陣めがけ奇襲攻撃をかけ、今川軍を打ち破ることに成功した。失敗を恐れず挑戦した結果であった。

 いつの世も、挑戦することは、成功もあるが、失敗した時は大変なことになる。しかしその時の失敗を生かしてこそ、次の成功につながると思う。そしてまた順調な時こそ失敗した時のことを忘れてはならない。だがなかなかむずかしい。

 今年一年のご愛読誠にありがとうございました。くる年もまたよろしくお願いいたします。(平成二十七年十二月二十七日)


【文:高田 金道】