戦国新報
 
 

平成26年 後期
【 H26.9.21】

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ざっくばらんに

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 上司として部下に信頼されているかどうか…。

 戦国の世、重要な「頼み事」をした時に、部下がどういう対応をするかを見れば、自分がどんなふうに信頼されているかどうかがわかると官兵衛は部下達に言った。

 部下から見ると、尊敬する上司から協力を求められると、多くの部下は期待に応えようとどんな危険なことでも「二つ返事」で進んで手を上げて喜んで対応してくれる。逆に尊敬できない上司であれば、部下は疑い深くなり言い訳をして断ろうとするものだと、官兵衛は言った。また、上司は部下から信頼されていなければ、人を動かす事はなかなか大変なことだとも官兵衛は言った。

 いつの世も、部下に信頼されるように上司も努力しなければならないし、一番身近な人に自分に足りないところがあれば、何かを「ざっくばらん」に指摘してもらおうとする謙虚な姿勢になることも大切だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十六年九月二十一日)



【文:高田 金道】