挑戦しようとする人を否定したり、人の失敗を笑ったり、代わりの案も持たず批判ばかり…。
戦国の世、理屈ばかりで行動に移せない部下は自分を上司に良く見せたがる。また失敗を恐れるために行動力がない。こんな部下は戦の時、消極的になり敵に倒されるばかりだしあまり信頼できないと官兵衛は言った。
官兵衛は秀吉に最も信頼され、何事も秀吉の手足となって働き、他の武将達からも信頼されていたが、信頼されていると「いい気」になっていてはいつか必ず足元をすくわれる。だから官兵衛は秀吉の「家来」だということを忘れず、失敗を恐れず一所懸命に行動力を持って、秀吉の天下取りのために尽くした。
いつの世も、行動もせず、実績も上げられない。でも上司に認められたいから理屈を並べる。もし成果を出す事の「楽しさ」を覚えると必ず理屈は出なくなると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十六年四月十三日)
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