人にはそれぞれ得意な分野と不得意な分野があると思うが。また、今の仕事は自分には合わないとわめいたり、できないと悲観したりする人もいる。
戦国の世、合わないとかできないとかの考え方は、個人の成長を妨げる。せっかくの良いチャンスを自らの手で投げ捨ててしまうようなものだ。また不得意な分野に積極的にチャレンジしなければいつまでたっても苦手は苦手のままで、成長するチャンスを失うと、人使いがうまかった武田信玄は各武将達に言った。
いつの世も、不得意な分野だからといって目の前の困難に背を向けないで、常にチャレンジ精神を持って前向きに努力することが大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十五年八月十一日)