戦国新報
 
 

平成25年 前期
【 H25.6.30

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あいさつ

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  ある高校の野球部の生徒に「あいさついいなぁ・・・」とほめたところ、その生徒は「毎日監督から、あいさつ、礼儀、規律、機敏さがしっかりとできないチームは強くなれない」と言われていますと言った。なるほどなぁと思った。

 そういえば、試合開始前ホームベースを挟んだ両ナインが元気よく「お願いします」とあいさつするのもなぁ・・・。とつくづく思った。何事もすべてあいさつから始まるし、社会にでても一番大切なことだと思う。

 戦国の世、秀吉は部下達に、あいさつとして気軽に声をかけることが大切だ。顔を合わせたらなるべく早く声を掛け、先にあいさつすると先手有利、先手必勝だとも言った。特に戦国時代は上司と部下の関係、親と子の関係、年齢の高低とか社会的規律が厳しかっただけに、あいさつは非常に厳しかった。

 いつの世も、朝「おはよう」と声を掛け合うことで職場も明るくなり勤労意欲もわいて、業績も伸びるような気がするがなかなかむずかしい(平成二十五年六月三十日)


【文:高田 金道】