最近テレビ、新聞でよく「三本の矢」の言葉が出てきます。
毛利元就曰く「一人の力というものはタカが知れている。何人かが一致協力し合うことで思いも寄らぬ力が出てくる」
戦国の世、「一武将でなかなか敵を打ち破ることが難しい時、他の武将と協力し結束し合うことで良い知恵が生まれ、敵を打ち破ることができる」と元就は部下達に言った。また、隆元、元春、隆景の三人の息子達を矢にたとえ、「一本の矢は簡単に折れるが、三本ならなかなか折れない。息子達よ…三人でよく結束してワシの亡き後、毛利家を守って欲しい」と息子達に告げた。世に言う「三矢の教え」である。
いつの世も一人でやると朝までかかる仕事もみんなで一致協力し合うことで半日で終わる場合もある。また、何かの障害にぶつかった時にも他人の力を借りることで、良い方向に進むような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十五年六月二十三日)
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