戦国新報
 
 

平成23年 前期
【 H23.5.8】

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掃除は楽しく

すすむ

 掃除をする時、ただきれいにすることが掃除だと思うか…。

 戦国の世、物事に気がつくことで有名な秀吉曰く「自分の領地、特に城の周りをきれいにすることで、領民の見方が違ってくる」と言う。
  また掃除するということは「心を磨く」「物事に気付く人になる」「相手を感動させるし感謝もされる」「自分も謙虚になる」と言う。そして掃除する心構えが、戦に必要な道具もよく磨くようになるし、整理整頓清掃がキチンとでき、いつ何時、敵が攻めてきても戦う心構えがしっかりとできるとも言った。
  いつの世も、掃除は嫌々やるのと、自分のためとばかりに楽しくやるのとでは、最初の心構えが全然違ってくる。掃除は上から下へ、奥から手前にと楽しくすることで、社内の雰囲気も良くなるような気がするが、なかなかむずかしい。

 

 

【文:高田 金道】