人は突然の予期せぬピンチに直面した時、一刻も早く苦痛から逃げたいと思うか、それともこのピンチを克服してチャンスに変えるために一所懸命に努力するか…。
戦国の世、秀吉は天下人に登りつめるまで幾多のピンチの連続であった。だが秀吉はそのピンチを苦痛と思わず、逆にそれをバネにして「ピンチの後にはチャンスがあり」とばかりに励んだ。また秀吉は何事も苦しみが多いほど、その苦しみを克服することで大きく成長するんだと励んだ。
特にこの時代は、家柄や格式が用いられただけに、農民の倅が天下を取るまでの過程には、いろいろなピンチに対する闘争精神があったからだと思う。
いつの世も、ピンチに直面した時、努力して立ち向かおうとする気構えがチャンスに変わり、そして成功した後には、一回りも二回りも大きく成長すると思うのだが、なかなかむずかしい。
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