戦国新報
 
 

平成23年 前期
【 H23.1.10】

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厳しい時代のリーダーとは

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  戦国武将の中で現在一番人気は「信長」であると言われている。人気の秘密は、古い発想や行動を否定して、新しい発想を求め続けた姿が今の時代にも通じるところがあるようだ…。
  戦国の世、不利な状況の中で「義元」を桶狭間にて奇襲攻撃で破り、各武将達が一番恐れた武田騎馬軍団に対しては、鉄砲の三段構えで打ち破るなどの常に新しい発想の中で、現場の最前線に立って部下を指揮し、トップとしては絶対に必要なことを信長は実行した。 家柄や地位、格式によって活動の場を与えられていた時代に、農民や商人であれ、身分の低い武士であれ有能な人材であれば積極的に登用した。その一番良い例が「秀吉」であった。 
いつの世も、常識に流されず思いきりよく新しいものに挑戦して、それを導入することで飛躍する活力が生まれてくるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】