戦国新報
 
 

平成22年 後期
【 H22.8.22】

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忠義
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  厳しい世の中で企業の繁栄の「カギ」は、優秀で「忠義を尽す」ブレーンを多く抱えているかにかかっているという人もいる。
 戦国の世、合戦が日常的な時代でも忠義を尽す参謀の存在が大きく勝敗を左右した。特に戦国参謀の中で、上杉謙信と景勝と二代に渡って仕えた直江兼続の存在は大きかった。兼続の主君に対する忠誠心は人一倍強く、その生き様はまさに参謀になるべくして生まれてきたような武将であった。上杉家の家臣でありながら、秀吉に愛され、家康に憎まれた男も珍しい。これも兼続の上杉家に対する忠誠心のあらわれである。

 いつの世も、厳しい世の中であればあるほど、組織の中でのコミュニケーションが大事である。組織のため上司のために、お互い忠義を持って励むことで必ず良い結果が生まれるような気がするがなかなかむずかしい。
【文:高田 金道】