戦国新報
 
 

平成21年 後期
【 H21.11.29

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情報収集の大切さ
すすむ

 「敵を知り己を知れば百戦危うからず」ということわざがあるが、相手の長所、短所を含めてその実力を知らずに戦えば、勝てる勝負も勝てないことがあるという。
 戦国の世、「忍び者」をやとい、敵のどんなこまかいことでも情報収集に力を入れた武将は信長であった。その一番良い例が桶狭間の戦いである。
 圧倒的に有利だった今川義元を、わずかな兵で打ち破った信長。その勝利の原因は義元よりも信長の情報収集力が勝っていた結果であった。
 いつの世も「できる男」は、常に相手の情報収集に努めている。自分の持っている情報や知識に、相手の情報を加えることで、新しいアイデアや良い企画が生まれてくるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】