戦国新報
 
 
平成20年 後期
【 H20.9.28】
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学ぶ場所は学校だけではない
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能力を身に付ける場所は学校である。だが学ぶところは学校だけではない。社会人になって勤務する職場こそ学校以上に知識や知恵の宝庫であるような気がする。
戦国の世、農民出身の秀吉が地位も学歴も知識もない一匹狼の時代に、蜂須賀小六という野武士集団の頭領に出会い、そこに就職することによって、いろいろなことを学ぶ事ができた。まさしく野武士学校である。この集団で学んだ事が後で信長にやとわれて大いに役に立ち、他の武将達よりも先に出世することができた。
いつの世も学校で学ぶ事も大事だが、職場こそ人と人とのつながり、あるいは出会い、自分の生活のための学校でもある。
ヤル気と努力をもってがんばることによって、自分の能力をさらに向上させることは最高の学校であり、仕事に仕事を教えられ能力が身に付いていくことによって、仕事の成果も上がると思うが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】