戦国新報
 
 
平成20年 前期
【 H20.6.8】
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感謝の心
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何かをもらった時、喜び、うれしい、ありがとうと感謝の気持ちを伝えると、あげた人もうれしくなり、また何かをプレゼントしたくなる。
戦国の世、秀吉はいろいろな人達からなぜ好かれたのか?
上司信長から、手柄を立てて「褒美」をもらった時の秀吉のうれしさと喜びとありがとうの表現は、他の武将達にはマネのできないくらい無邪気なものだった。それを見た信長も「褒美をやった甲斐がある、うれしい」と言い、また何か褒美をやろうという気持ちが自然にわいてくると言った。
秀吉曰く「うれしいことがあったら率直に表現する事が大事なことだ」
こんな考え方が回りの人達から、かわいがられ信用される元となり、乱世を生き抜く大きな力となった。

いつの世も、感謝の心を少しでも多く言葉や態度で表現する努力が、人と人とのつながりがうまくいくような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】