戦国新報
 
 
平成20年 前期
【 H20.4.27】
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仕事に精を出す
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 仕事がおもしろいという人、また仕事がおもしろくないという人、世の中には様々な人がいる。その違いはその人の仕事に取り組む姿勢でよくわかるような気がする。
戦国の世、農民から信長にやとわれ、苦労を積み重ね下積みからのしあがり天下人にまで昇りつめた秀吉。信長から認められた経験から「仕事のおもしろい人は仕事を自分から進んで引き受け、熱意とヤル気を持って工夫や改善を重ねて、おもしろくしようと取り組む人だ。反対におもしろくないという人は、時間だけ気にして与えられた仕事だけこなしているだけで、他の仕事が舞い込んできても無理だと言うだけで熱意もヤル気もない人だ。上司から見るとそういう人には責任ある仕事は到底まかせられない」と言った。
いつの世も、苦労する仕事を嫌がらないで謙虚な姿勢で真正面から立ち向かう時、自分の成長へのチャンスが生まれてくるような気がするが、なかなかむずかしい。

 

【文:高田 金道】