戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.8.21】
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気の緩みと油断
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 会社を経営している人は、生き残るために命がけで「企業戦争」という戦いをしていかなければならない。また会社の技術力の戦いでもあるために、気の緩みと油断のできない世の中だ。
 戦国の世、生き残るために、兄弟や親戚との殺し合い、また各大名達との戦いをして次々と勝ち進み天下統一という夢を描きながら、平和な世の中を作るところまでこぎつけた信長。しかしちょっとの気の緩みと油断から部下の明智光秀によって本能寺で倒される。
 戦のない平和な世の中を作ろうと死に物狂いで戦ってきたのに、自分の部下に倒されるとは、たぶん無念であったと思う。
 いつの世の中も生き残るためには、努力も大事だが人と人とのつながり、仲間や部下との信頼関係が一番大切なような気がする。もし信長も、人とのつながりを大事にし、部下との信頼関係をもっと大切にしておけば天下統一という夢を達成できたかもしれない。戦国時代も今の時代も同じような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】