戦国新報
 
 
平成16年 前期
【 H16.2.22】
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よき友人
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 人は生きてゆく中で、自分の回りに「よき友人」が多くいるかいないかによって自分の人生も大きく変わるような気がする。また「よき友人」との出会いによっても変わると思う。
 戦国の世、人間成功するための第一条件は「よき友人」と「よき師」との出会いによって決まると秀吉は言う。秀吉は戦国の動乱の中で、信長を「師」として選んだ。そして信長に忠誠を誓い一所懸命に、信長の天下取りのために尽くした。そのひたむきさが自分の出世にもつながった。
 「よき友人」と出会い交友を深めることによって、いろいろな情報も入ってくるし、その情報をやりとりすることによって、チャンスをつかむこともできると思う。
 いつの世も「よき友人」は大事だ。しかしせっかく出会った「よき友人」を自分の利益のために利用する人間もいる。それではダメだと思う。常に自分に厳しく、人にはやさしく、そして人のために尽くすことによって、情報も入り、良い道が開けてくるような気がするがなかなかむずかしい。 

【文:高田 金道】