仕事をする時によく言われるのが「段取り八分」という言葉があります。いくら優れた技術や智恵があっても「朝の段取り」が悪いと一日の仕事の労力が無駄になったり、工事の進み具合が悪くなったりするような気がするが…。
戦国の世、突貫工事で有名なのが秀吉である。信長の配下の武将誰もが、信長の望んだ期間内にできなかった仕事を、秀吉は、三日普請や一夜城など数々の仕事を「段取り」の良さで完成させた。
秀吉は「仕事ばかりではなく、戦も段取りの良さで決まる」と言う。相手の情報を知り尽くした「段取り」の良さが勝敗のカギを握る。
いつの世も「段取りの良さ」は必要だ。他人の仕事ぶりをよく見ることも大事だし、わからないことは聞くことも大事だ。何事も一所懸命にやらなければならないという信念があってこそ、仕事から仕事を教えられ、「段取りのうまさ」が生まれてくるような気がするが、なかなかむずかしい。
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