戦国新報
 
 
平成15年 前期
【 H15.2.9
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努力次第で夢がかなう
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 街を回って歩くと、よくこの人は営業するために生まれてきたのではないかと思うほど話し方のうまい人にお目にかかる。生まれついた才能だろうか…。しかし持って生まれた才能ばかりではなく、「努力」によって作られる才能もあるような気がする。人はそんなに差があるとは思わない。一所懸命努力するかしないかで差が出てくるような気がする。「努力にまさるいかなる天才もない」という言葉があるように、やはり努力しないとダメなような気がする。
 戦国の世、信長は身分や地位のあるなしにかかわらず、常日頃努力する人材を評価してどんどん仕事を与え、その期待に応えた人材はどんどん昇格させた。その期待に一番応えたのが秀吉であった。秀吉の努力もさることながら、実力に応じて登用した信長の決断も立派であった。
 いつの世も知恵を出して努力しないとダメだ。自分だって努力しだいでは夢をかなえられると自らに言い聞かせて、一所懸命がんばることが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】