人は一生のうちに必ず一度はチャンスが来ると言われています。だがチャンスには失敗の可能性もある。成功するには、身の回りをとりまく環境あるいは状況の変化を読み切るタイミングが大切ではないだろうか。
　戦国の世、成功したリーダー秀吉を考えてみると、どうして成功することができたのか、よくわかるような気がする。
　信長に仕えて、与えられた仕事はチャンスとして、どんどんタイミングよくこなしていった。小者という最低クラスからやがては信長の筆頭武将の地位まで昇りつめた。どんな状況でも高望みせず、グチをこぼさず、与えられた職務に命をかけて奉公したし、さらに難儀な仕事でも決してしり込みせず、自己ＰＲを大いにやり、笑顔で励んだのである。
　いつの世もチャンスに巡り合った時に、どのタイミングで行動するのか、その時の見極めを間違わないように正確に読み取ることで、仕事がうまくいくような気がするが、なかなかむずかしいことだ。