情報を集めるには仲間も必要だし、行動力がなければダメだと思う。行動は情報が元になる。「物事はすべて情報によってスタートする」とういう人もいる。情報力こそ「世間通」になるカギであるような気がする。
　戦国の世、情報通で有名なのは信長である。若い頃から自由に城下を歩き回り、旅人達に話しかけ、聞き耳を持っていろいろな情報を得ていた。そこで情報力がなければ、戦国の世では勝ち残れないことを学んだし、旅人は単に歩いているのではなく、情報が歩いているということも学んだ。
　なぜ、信長は天下を目指すために、光秀と秀吉を重く用いたのか…。昔から織田家に仕えているだけで旅をしたことのない家臣達は、情報の量もたかが知れていた。しかし、光秀と秀吉の二人は、信長に仕える前は各地を放浪し、さまざまな人と出会い、いろいろな情報を持っていたからである。
　今の世も情報を得るためには行動力も必要だが、仲間からの信頼も大事である。そして相手の話をよく聞き、聞き上手にならないといけないような気がする。能力、知識は人それぞれ違いますが、横柄な態度は相手に悪い印象を与えるし、常に「謙虚」な姿勢で接することが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。