人は不思議なもので、何事でも調子がいい時が続くと、つい油断しがちになるし、誰でも気楽な気持ちになりがちである。
戦国の世、秀吉は「無事平穏な時こそ、困難に対する心の備えを忘れてはならない」と部下達に言い聞かせた。
また「困難な戦いの時は、勝つために努力することによって成長するのはあたりまえのことだ。しかし物事が順調な時ほど、知恵を働かせ努力することによって、さらに成長する」とも言った。
不景気が続く世の中だが、逆に人材育成については好機到来のような気がする。
好景気の後には不景気、不景気の後には好景気が来るような気がするが、いつも困った困ったとぐちをこぼしているのではなく、不景気だからこそ、人は皆「志」を持っていろいろなことを考え、成長していかなければならない。
「逆発想」から「不景気チャンス」が生まれてくるような気がするが、なかなかむずかしいことだ。 |