戦国新報
 
 
平成10年 後期
もどる
夜、明るいところにはいろいろな虫が集まる
すすむ
 毎日苦労して多くの人と出会うる時、いつもニコニコ明るく楽しくなごやかな心をもって対応して行動したいと思うが、なかなかうまくいかないのが現実である。
 また時には腹がたつこともある。イライラが表面に出てしまうと周囲に悪影響を及ぼしたり、迷惑をかけてしまうこともある。
 いつもにこにこと明るくふるまうことでいろいろな人が自分の周りに集まってくるし、多くの人が集まってくることによって多くの情報が入ってくる。夜、明かりに集まる虫のように。
 秀吉は「他人に対して腹をたてたり感情的になることはたやすいことであるが、それでは信頼関係を築くことはできない。相手に窮屈感を与えることによって人はひとり去り、ふたり去り、気がついたらひとりきりになってしまう。誰からも相手にされないで孤独な人生を送ることになる。」と言っている。 不況の世の中、いつも明るくふるまうことによっていろんな人が集まり、いろんな情報が集まり、そして良い方向に進むような気がするがなかなか現実はむずかしい。
【文:高田 金道】