戦国新報
 
 
平成9年 後期
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考えながら走る
すすむ
 なんの事業をするにしても、周りの人達がみんな成功するのではないかと思っても、必ず成功するとは限らない。大方の予想を見事に裏切り失敗に終わってしまうこともある。また逆に周りの人がみんな失敗に終わっているから止めた方がいいと口をそろえて言っても、予想を裏切り大成功を治めるというケースもある。
 人間は何事も考えた通りうまくいくものではないような気がする。だからこそ人生はおもしろいのかも知れない。 
 人には事を成す時、二つのタイプがあるような気がする。ひとつは慎重に考えに考えた上、これで良しという結論に達してから行動を起こすタイプ。もうひとつはまず動いてみてから考える。あるいは動きながら考えるタイプ。 秀吉の名参謀、黒田如水は、「結果はすべて他人の思い通りや自分の思い通りにいくとは限らない。むしろ思い通りになることの方がまれである。だからといってむやみに突進するということではない。ケースバイケースである。しかしあんまり考えすぎると成功のチャンスを無くしてしまう。ある程度考えることも必要であるが、ある時点で成功の可能性を信じて行動を起こすことである。慎重さは行動に大切な要素であるが、同時に度胸も必要である」と言っている。
 今の不況な時代、どっちがいいか決断に迷うが、なかなかむずかしい。
【文:高田 金道】