戦国新報
 
 
平成4年 前期
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一日の仕事の疲れをほぐす晩酌…
信長・秀吉・家康の酒
すすむ
 酒は人それぞれ、戦(いくさ)続きの昔の武士はどんな酒を飲んだことでしょう。戦(いくさ)のストレスをはきだすための酒、はたまた部下を慰労するための酒、いろんな飲み方があったようですが、信長・秀吉・家康この三人はどんな酒を飲んだのでしょうか。信長は部下を慰労する酒席をよくもうけましたが、気性が激しいので、すこしあらあらしいところがあったといわれています。この信長の酒の飲み方にこりた秀吉は、マイペース型で、むしろ相手をする女性の方に興味があったようです。また、苦労人でしまりやの家康は、えんえんと続く酒宴には耐えられず、宴もたけなわというところでよく逃げ出したといわれています。
 同じ晩酌でもいろんな雰囲気があると思います。あなたの晩酌は、この三人のなかの誰に一番似ているでしょうか。
【文:高田 金道】