戦国新報
 
 
平成4年 後期
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信長の時代、薬と勘違いされて
「タバコ」がブームになった
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 日本人がタバコを初めて目にしたのは、天文十八年(一五四九年)スペインの宣教師、フランシスコ・ザビエルが鹿児島に南蛮船に乗ってやってきた際、船員達のタバコを吸う姿がそれでした。
 その後、天正十二年(一五八四年)信長の時代に再びスペイン船が来日した時、南蛮人達はなんと葉タバコを「薬」と称して売りつけたものだから、薬好きだった日本人はすぐに飛びつき、それこそアッと言う間に全国に広がったようです。
 やがて一五九六年頃、関ケ原の戦い前後には日本でもタバコの栽培が始まり、その時代、世の中はまさにタバコフィーバーに湧いたといわれます。
 おもしろいことに大阪冬の陣には、陣中にタバコ売りまで出没したとも伝えられています。
【文:高田 金道】