戦国新報
 
 

平成28年 前期
【 H28.5.1】

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ドキドキするなワクワクしろ

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 野球の試合で、ドキドキする時とワクワクする時と二通りある。気持ちの持ち方で心臓がドキドキし、体はガチガチになる。ピッチャーであれば、練習では速いボールをコントロールよく投げるのに、いざ試合になると弱気になり思うようにボールが走らない…。

 戦国の世、戦の時、敵の大将を倒すことによって地位が上がる。強気でワクワクして敵を打ち破る戦は、地位や禄高を上げる絶好のチャンスであると、熊本城を築城した加藤清正は、若い頃常に自分に言い聞かせてワクワクして戦った。

 いつの世も、ドキドキするな。常にワクワクして励むことが大切だ。ワクワクすることは仕事に対する前向きな姿勢である。何事も弱気ではなく、強気で努力することによって、必ず良い結果が生まれるような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十八年五月一日)


【文:高田 金道】