戦国新報
 
 

平成26年 前期
【 H26.6.15】

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適材適所

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 自分に向いている仕事には本領を発揮できるが、不向きな仕事には実力を出せずかえって気を使いすぎてうまくいかない場合もあると思うが…。

 戦国の世、人使いの上手な官兵衛曰く。部下の失敗は上司の目利き違い。ようするに部下の仕事の能力をよく調べて「適材適所」で仕事を与える事が大切だと言った。上司は部下がしっかり働いてくれるだろうと期待する。部下はその期待に応えてこそ、上司はまた新しい仕事に抜擢する。それが上司と部下との信頼が深まる大切な絆だとも言った。

 いつの世も、使われる方も、上司に恥をかかせないために期待に応えて懸命に知恵を出して働く思いやりが大事なことだと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十六年六月十五日)




【文:高田 金道】