戦国新報
 
 

平成25年 後期
【 H25.9.22】

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希望がある限り若く

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 人は希望がある限り若く、失望すると衰えるものだと言う人もいるようだ。

 戦国の世、自信と希望がある限り若さを保つことができるが、失望は年を取るし衰えさせるものだと、家康は部下達に言った。また、人は年を取るとともに考え方に丸みが出てきたり分別が出てくるので信頼を集めることができるようになるとも言った。その一番良い例が、天下分け目の関ヶ原の合戦にあった。高齢にもかかわらず年下の大名達にも同僚のように接した家康の考え方が、各大名達の信頼を得て勝利につながった。また各大名達には徳川家を守るという強い信頼を持った戦いに満ちあふれていた。

 いつの世も、自分の仕事に自信と希望を持ってがんばっている人は、若く生き生きと見えるし、いろいろな人達からもイメージが良く、大きな信頼を得ることができると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十五年九月二十二日)

【文:高田 金道】