戦国新報
 
 

平成25年 前期
【 H25.5.19

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決め球

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 野球のピッチャーはスピードだけではダメだ。自分の得意の「決め球」を持っているかいないかによって、かなりの違いがあらわれる。いわゆる「ウィニングショット」である。「決め球」を持たないピッチャーは必ず打ち込まれる。だが、しょっちゅう使っていたら逆に「決め球」ではなくなる…。

 戦国の世、戦いの時、敵は何が得意か、ライバルの環境と動静を知らずには勝ち残れない。と信長は部下達に言った。その良い例は武田勝頼との長篠の合戦である。武田の無敵騎馬軍団の猛攻で織田軍は押されぎみだった。そこで信長は最後の手段として「決め球」鉄砲隊と馬防柵で武田軍を壊滅させた。信長のここ一番の効果的なタイミング狙った「決め球」であった。

 いつの世も、相手に何をやれば喜ぶか。「決め球」と同じように普段から研究して把握して働くことが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。(平成二十五年五月十九日)

【文:高田 金道】