戦国新報
 
 

平成25年 後期
【 H25.11.10】

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希望と目標と完走

すすむ

 人生をマラソンにたとえたら、勝つことは重要なことだが、一番に掲げられるのは目標と完走することだと思うが・・・。

 戦国の世、早く出世する事に超した事はない。出世が遅れたからといって焦ったりする必要はない。ゴールはまだ先の方にあるから、昨日よりも今日、今日よりも明日というように、希望と目標を持って一歩一歩着実に前進するのが「完走」の秘訣だと、信長、秀吉と二人の武将の姿をよく見て育った家康は部下達に言った。

そして二人の良い面、悪い面をよく理解して徳川二百七十年の基礎を築いた。

 いつの世も、目標をはっきりとつかもう。目標の持たない者の仕事は焦点がボケる。常に自信を持って目標に挑戦することだ。そこに男のロマンと生きがいがあると思うが、なかなかむずかしい。(平成二十五年十一月十日)


【文:高田 金道】