戦国新報
 
 

平成24年 後期
【 H24.8.19】

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性格によって違った二人の生き方

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 何事も自信を持ってがんばることは大変良いことだ。だが、自信があるからと言って「人を見下したり」「自慢」したりする態度を見せたりする人は、仲間が離れて行くような気がする。

 戦国の世、織田家の中で、光秀と秀吉は自由な発想と新しい戦略の考え方で信長のために大いに貢献した。

 だが、二人の生き方はかなりの違いがあった。「織田家は俺がいるから躍進につながってる」と能力を鼻にかけ、自信もありプライドも高く、うぬぼれた考え方を持っていた光秀。一方の秀吉は、各武将達には常に三歩下って頭を下げ「俺は信長様あっての自分だ。今こうしていい仕事ができるのも織田家があってのことだ」と常に物事を謙虚に考え一所懸命に尽くした。

 結果は、プライドの高い光秀も天下取りを目指したが、秀吉の謙虚な姿勢の考え方に破れた。

 いつの世も、うぬぼれや見下すことは会社の中ではよくないと思う。常に謙虚な姿勢を忘れることなく一所懸命がんばることで必ず良い結果が生まれるような気がする。だがなかなかむずかしい。(平成二十四年八月十九日)


【文:高田 金道】