戦国新報
 
 

平成24年 後期
【 H24.10.14】

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玄関先での第一印象

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 相手に話を聞いてもらえなければ、相手を説くことはできない。ようするに人と人とが出会って話をするスタートをスムーズに運べるかどうかは説き手側の第一印象の善し悪しにかかわると思うが…。

  戦国の世、「人たらし」で有名な秀吉は、人は、よほど親しくなってみないとどれほどの人物かわからないものだ。しかし何といっても人は玄関先での印象を良くすることが大事である。玄関先での印象が悪いとそこで見落とされてしまうことが多いと言った。また第一印象の悪い者は、相手に警戒心を抱かせることにもなるとも言った。
 
いつの世も、いくら良い人であっても第一印象が悪いと、玄関先で話が終わってしまうから、人との出会いは第一印象が一番大事だと思うが、なかなかむずかしい。(平成二十四年十月十四日)


【文:高田 金道】