戦国新報
 
 

平成23年 後期
【 H23.8.28】

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ひとつの目標と目的

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 野球のある監督の話。生徒が入部した時、うまい生徒もいるしヘタな生徒もいる。ヘタな生徒でもきちんとした目標を持って真剣に死に物狂いで練習し努力してがんばることによって、うまい生徒よりも上達するというのである。やはり目標と目的を持ってヤル気をおこす心構えが大事なことだ。目標は高く、希望は大きく、心は広く、一つの目標と目的を持ってがんばる。目標は知識ではなく行動力であり、それが結果として表れる。
  戦国の世、秀吉は信長に仕えた初めての仕事が草履取りだった。日本一の草履取りになろうという目標を持ってがんばった結果、気のつく奴と信長に認められ、次には炭奉行に抜擢された。そして日本一の炭奉行になろうと目標を持ってがんばった結果、あれよあれよと言う間に一国一城の主となった。
  いつの世も、一つの目標と目的を持って一所懸命がんばることが、自分の成長につながるような気がするが、なかなかむずかしい。


【文:高田 金道】