戦国新報
 
 

平成23年 前期
【 H23.4.10】

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ピンチは力を伸ばす

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 人は人生の中でさまざまな「ピンチ」に出会うことがあると思う。その時にその「ピンチ」をどう乗り越えるか…。
  戦国の世、相撲の大好きな信長。
よく部下達に相撲を取らせた。土俵際まで攻め込まれた力士は誰が見ても「ピンチ」である。だが、土俵際ギリギリのところでうっちゃりのチャンスを狙っている。
  この時本人がもうダメだと消極的になるか、必ず勝つと積極的になるかによって、勝敗は決まると信長は言った。
  信長は相撲を通じて部下達に、戦の時にはこの相撲のような積極的な考え方を求めたのである。
  いつの世も、「ピンチ」になってもあきらめるのではなく、その試練を乗り越え、そこから何かをつかみ取ることで「ピンチ」が「チャンス」に変わるような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】