戦国新報
 
 

平成22年 前期
【 H22.6.27】

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早起きは三文の得か!!

すすむ

 早起きと聞くと多くの人が頭に浮かぶのは「早起きは三文の得」ということわざである。だが早起きが弱い人は、早起きして三文の得というのは、大した事がないという人もいる。
 戦国の世、早起きで有名な武将は信長であった。いつ敵に攻め込まれるか不安な時代、のんびり朝寝するのは戦国の世では務まらないと、信長は朝四時に起きて馬を走らせ領内を駆け巡り、領民の生活状況を見たり戦略を考えたりした。その家来の草履取りの秀吉は、朝三時には起きて、信長の馬の世話をした。ここから秀吉の出世への道が開いた。
 いつの世も、朝早起きしてする仕事は、夜遅くまで起きてする仕事に比べると、はるかに能率がよくできるような気がする。「朝商いは福を呼ぶ」ということわざもあるが、朝早く起きて働けばきっと良いことがあると思うがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】