戦国新報
 
 
平成18年 後期
【 H18.7.9】
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チャンスに巡り合うのも本人次第
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 笑顔でちょっとした工夫をしたり、丁寧に歩いて行動することによって良いチャンスに巡り合うことができると思う。ただ何気なく行動していると、良いチャンスには到底巡り合うことはないと思うが…。
 戦国の世、秀吉は、気性の激しい信長にやとわれ、他の武将達が失敗した仕事に対して、自ら進言してそれを与えてもらい、そういう仕事は常にチャンスだと思い、命がけで一所懸命に努力して励んだ。
 そのチャンスを見事に活かし仕事をやりとげた秀吉は、信長に多いに信頼され、次から次へとチャンスに巡り合うことができ出世街道を走った。「与えられた仕事をチャンスと見るか見ないかは本人次第である」と秀吉は部下達に諭した。
 いつの世も他人から見ればチャンスと思えない仕事でも、自分にとってはチャンスだと思い、一所懸命努力して希望を持ち工夫して励むことによって、良い結果が生まれてくるような気がするがなかなかむずかしいことだ。

【文:高田 金道】