戦国新報
 
 
平成18年 前期
【 H18.3.26】
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庭石ではだめだ
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 人には性格によって自分の「リズム」があるような気がする。素早く動く人。のらりくらりと動く人。いろいろいるが、早く動く人は決断力も早く迷わないしより「リズム」がいいように思う。迷いを断ち切るためにも素早く動くことが大事なような気がするが…。
 戦国の世、素早い動きで天下取りへの足固めを作った秀吉。その一番いい例が「中国大返し」という早業。本能寺で信長を倒した光秀を、誰もが予想つかなかった早業で山崎の合戦で打ち破った。また柴田勝家との賎ケ岳の合戦でも秀吉は、早業によって勝利した。もし秀吉に迷いがあり「リズム」が狂い動きが遅かったなら秀吉の天下はなかったと思う。
 いつの世も「遅れた戦いに勝利はない」ということわざがあるが、何事も素早く動くことを心がける事が大事だ。のらりくらりと動いたり対応が遅かったり、今日やる仕事を明日に延ばしたりすると「リズム」が狂い、良い結果が生まれないと思う。何事も素早く動くことが大事なような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】