戦国新報
 
 
平成18年 前期
【 H18.2.12】
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目標と結果
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 今日も一日がんばろうと「目標」を持って行動する人。「目標」もなく昨日の延長のような気分で行動する人。いろいろいると思うが、やはり最後は結果が出せるかどうかが問題だと思う。
 戦国の世、清洲城の城壁が台風で壊れ、その修復工事がなかなか進まなかった。いつ敵が攻めてくるのか知れない戦国の世、信長はヤキモキしていた。そこで秀吉は「わしなら三日で仕上げる」と言い出した。「計画性」も「目標」もなく毎日なんとなく仕事をしているから長引くのだとも言った。そして信長から任された城壁工事は、秀吉の言葉通り三日で仕上がった。これが世に言う「秀吉の三日普請」である。この時の仕事が秀吉の出世街道につながった。
 いつの世も、一日の仕事に対して、結果も出せないで時間だけが過ぎるだけではダメだ。しっかりとした「計画」をたて「目標」に向かって「行動」することによって良い結果が生まれるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】