戦国新報
 
 
平成18年 前期
【 H18.1.8】
もどる
信頼関係と一致団結
すすむ

 今年は景気が良くなるという人もいるが、よく考えてみると世の中そう甘くは無いと思う。
 自分自身が努力しなければならないのは第一だが、自分一人の力はたかが知れている。この不況を乗り越えるためには、仲間との信頼関係と一致団結したチームワークが大事なような気がする。
 戦国の世、秀吉亡き後、豊臣方と徳川方の関ヶ原の合戦の原因は、秀吉が手塩にかけて育てた武将達の内部分裂にあった。清正を中心とした尾張出身の武功派と、近江出身の三成を中心とした派閥との内部対立が激しかった。
 武功派が徳川方に味方することによって合戦は徳川方の大勝利に終わった。
 もし内部分裂もなく一致団結して徳川方に立ち向かえば、合戦は豊臣方の勝利に終わったかもしれない。
 いつの世も、会社であれスポーツの世界であれ、チームワークが一番大事なような気がする。特に不況であればこそお互いの努力と力を合わせて一致団結してがんばることで、会社の繁栄につながるような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】