戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.7.31】
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電光石火のスピード
すすむ

 地震や台風で被害が起きたとき、対応、対策が早いか遅いかで住民の生活に与える影響がかなり違うような気がする。何事も早急な対策が住民に安心を与えるような気がするし、迅速な対応が大事だ。スピードこそ命だ。
 戦国の世、トップ信長が本能寺で部下の明智光秀によって倒された時、秀吉は一番遠い中国地方で戦っていた。だが秀吉の決断と行動は、誰もが予想つかないほどのスピードで、光秀を山崎の合戦で破った。世に言う「中国大返し」である。スピードの重要性を確信した秀吉だからこそできた早業であった。
 いつの世も、決断の早さ、人の動きの速さ、あらゆる状況変化に電光石火のスピードで手を打つことが大事だ。企業であれば生き残るために、対処のスピードこそ会社の成長を伸ばすような気がするが、なかなかむずかしい。

【文:高田 金道】