戦国新報
 
 
平成17年 後期
【 H17.10.9】
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情報力とスピード
すすむ

 今の世の中情報力の時代だ。情報力がないと会社の未来もないと言う人もいる。人にはそれぞれいろいろな性格があって、今のことをすぐに対応する人。また次の日に延ばす人。いろいろいると思うが、やはり今の時代は素早く対応することが求められているような気がするが…。
 戦国の世、信長は桶狭間の合戦で、二万五千の敵軍に、二千五百の兵だけで見事に奇襲攻撃をかけ打ち破った。その原因は情報力とスピード力であった。
 信長は若い頃、毎日馬に乗って城下を走り回り、周りからは「うつけ」と呼ばれていたが、それは敵を油断させる情報だった。
 桶狭間では今川軍についてのどんな細かい情報でも集めていた。そしてその情報力に基づいたスピードで今川軍を打ち破ったのである。
 急激な変化が起こる今の世の中、情報力とスピードこそ大事なことはない。ひとつの目標を立て、その目標に向かう人の動きの速さが、会社の生き残りにかかわってくると思うし、情報力とスピードこそ、会社の命のような気がするがなかなかむずかしい。

【文:高田 金道】